カフェ運営、お菓子作り…ふわっとした夢をリアルに体験する「お店屋さんごっこ」の話
クリエイター
横浜の人気お菓子教室「ミサリングファクトリー」主宰。教えた生徒は3歳から90歳まで述べ15,000人を超える。故・佐藤初女さんの「料理はその人の生き方」という考えに深く共感し、お菓子作りを通じて、日々の生活を丁寧に生きることを伝えている。
カフェ運営、パティシエの仕事をリアルに体感
お菓子教室「ミサリングファクトリー」を主宰する松本美佐さんを講師に迎え、カフェ運営やパティシエの仕事を体験するプロジェクト「スクールカフェ」についてお話いただきました。
スクールカフェは、松本さんの教室に通う生徒さんが自主的に行うイベント。中高生の幹事を中心に、お菓子教室の生徒が、自分たちで企画・製造したメニューをお客さんに提供する催しです。お祭り的な、楽しい体験であることは大切にしながらも、同時に、「赤字を出さない」「食材の効率的な活用を検討する」など、プロとして必要なスキル・考え方を学ぶ場でもあります。
オレンジページの学校「お店部」とも共通するテーマ。部活についてもぜひご覧ください。
レビュー
「オレンジページの学校」の運営チームがレッスンで学んでみました。
先生方のサポートのしかたにも注目
赤字を出さないことが目標だった当初から、利益を得られるようになった現在までの成長が素晴らしいですね。
参加したお子さんたちが、どうすれば楽しんで原価計算をし、メニューを考え、お菓子を作って売れるようになれるのか。先生方のサポートしすぎないサポートぶりが興味深いです。
私が子供の頃にこんな教室があったらなあ!と本気で思いました。
メニューを考える際に起きた事件など、実際に経験してみないとわからない事も聞けて参考になりました。
「事業」としての大切なポイントが学べる
このレッスンでは、学生さん達が「スクールカフェ」の実際の運営を通じて、味や見た目だけに留まらず、コスト計算や数字を意識しながら、利益に繋げるまでのお話を聞くことができます。
何事も最初から全てがうまくいくわけではなく、失敗から試行錯誤を繰り返して、結果良いものが出来上がるのだという「事業」としての大切なポイントを改めて学ぶことができました。
同じお菓子でも「一つ作るのと大量に作るのは全く違う」と話されていた先生の言葉が印象的で、自分の作ったものをお金を頂いて提供することの難しさを改めて感じさせられましたが、一方で若い学生さん達の取り組む姿を見て、勇気をもらうことができました。
現場の体験でこんなにいろいろ学べるんですね
ミサリングファクトリーの松本美佐さんのプロジェクト「スクールカフェ」についてのお話を伺っています。実際にやってみると思わぬトラブルがあるなど、外で見ているとわからないこともあるので、現場を体験するのは大事だと思いました。
先生が手取り足取り教えてくれるわけではなく、自分でやりたい気持ちがないと乗り切れないというスクールカフェの運営。お店のリアルは、作るという技術面だけでなく、経営の知識や接客のスキルも必須なんですね。
本編
このレッスンは、2023年7月20日に開催したライブ講座のアーカイブ配信です。プレミアム会員限定で公開しています。