「minne」であこがれの自分のお店をオープン

minne byGMOペパボ, 太田順子

こだわりの作品を購入・販売できる国内最大級のハンドメイドマーケット「minne（ミンネ） byGMOペパボ」。アクセサリーや家具などのハンドメイド作品以外にも、食品の出品や、レシピのダウンロード販売など、料理系ショップの開設も可能です。作り手がものづくりに集中できるよう、購入者との仲介をminneが請け負い、初期費用は不要。minne事業部の二木奈緒さんに、食品販売について詳細を伺いました。

minneではじめる食品販売

「ものづくり」を愛する人々が集うminne

minne（ミンネ）は、ハンドメイド作品を「買いたい人」と「売りたい人」をつなぐプラットフォーム。アマチュアからプロまで数多くの作家が作品を販売しており、現在、出店作家・ブランド数は88万件、出品数は1656万点以上。「ものづくり」を愛する人々が集う国内最大（※）のハンドメイドマーケットです。

（※ハンドメイド作品の販売を主軸とするハンドメイドマーケット運営会社の公表数値を比較。2023年8月末時点、minne調べ）

「作り手」として食品も販売できる

minneでは、アクセサリーやアパレル、雑貨、家具や食器、モバイルグッズ、ベビー・キッズ、ペットグッズ、そして食品と、大きく分けて約20のカテゴリーで商品が販売されています。

「minneで食品を取り扱うようになったのは2016年。『丹念に作られた手作りのもの』という共通点のもと、食品の販売をスタートしました。当初はパンやお菓子、ジャムなどの限られた食品のみの取り扱いでしたが、現在はお米や野菜、海産物などの生鮮食品までジャンルは多岐にわたっています」（minne事業部マーケットチーム・二木奈緒さん）

初心者でもすぐに自分のお店が持てる

minneへの登録・出品料、使用料は無料。商品が売れた場合にのみ、手数料がかかるしくみです。minneが仲介手続きを請け負ってくれるので、初心者でも安心して自分のお店を持てるのが大きな魅力。パソコンやスマートフォンさえあれば、だれでも簡単に販売を始めることができます。

「個人で出店する場合に気になるプライバシーの問題についても、minneでは個人事業者の『特定商取引法に基づく表記』において、所在地・連絡先の非公開が可能なため、安心してお取り引きしていただけます（※1）。また、『らくらくミンネコパック（※2）』を利用することで匿名配送することも可能です」（二木さん）

（※1　法人の場合は対象外）
（※2　minneの販売者であればだれでも、ヤマト運輸の「ネコポス」が利用できる仕組み。通常、ネコポスを利用する場合はヤマト運輸と契約が必要）

minneのしくみ。商品が売れた場合の販売手数料は、［作品価格＋購入オプション価格＋送料］×10.56％

事前に「食品販売申請」が必要

食品の販売は、食品衛生法（※）の関係法令やガイドラインなどに従い、適切な手続きを経なければいけません。minneで食品を販売する場合、ハンドメイド作家登録する手続きに加えて、「食品販売申請」が必要になります。

そのあとminneサイドからの承認を得て、販売が可能になるという流れ。食品以外のハンドメイド作品を販売するのに比べて少し手間はかかりますが、食品の安心・安全を保障するのに欠かせないステップです。

（※食品衛生法……日本において、飲食による健康被害の発生を防止するための日本の法律。食品および添加物、器具および容器包装、表示および広告、検査、営業などの基準・原則を定めている）

人気ショップ＆売れ筋の商品は？

「クッキー缶」が大人気。ギフト＆イベント需要大

ハンドメイド作品が好き、ものづくりの世界が好きという人たちが集まるminne。食品カテゴリーにおいても、minneの世界観にマッチした商品が人気です。

その代表ともいえるのが、「クッキー缶」。おしゃれな缶の中にさまざまな種類のクッキーがぎっしり。ビジュアルも味も作り手のこだわりがぎゅっと詰まった、まさに〈作品〉です。ギフトや手土産として需要があるのはもちろん、自分へのごほうびとして購入する人も多いのだそう。写真映えするクッキー缶は、SNSで拡散されやすいというメリットもあります。

「ハロウィーン、クリスマス、バレンタインやホワイトデーなどのイベント時期は、特にギフトやイベント目的の需要が高まります。季節によって中身やラッピングを変えたり、『旬』の食材をうまく取り入れているショップさんは、リピーター率が高いですね」（二木さん）